社長が直面する環境の変化

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利益が出ない会社には、利益の出ないちゃんとした理由があります。

それは、社長が経営に失敗しているからなのです。

利益が出なければ、理由をすぐ明らかにして利益が出るようにするのが、社長本来の最大の仕事です。

ところが、利益のことを考えない、忘れてしまっている社長は、どうやって利益を出せばいいのかがわからず、過去のやり方をつづけてしまうのです。

そのため、経営環境の変化に対応していない戦略で、多くの損失を発生させてしまいます。

いかに過去において有効な戦略であったとしても、時代が変わり、経営環境が変化すれば何の役にも立たなくなります。

時代の変化、経営環境の変化は会社を潰してしまいかねないほど恐ろしいものです。

この変化を見落とせば致命傷を受けかねません。

ですから、変化を見透かす目をしっかりもつことが大事なのです。

経営環境が変化する、つまり時代が変わるスパンは、かつては20年とか30年といわれていました。

しかし、現在では10年、あるいはもっと短い期間で大きく変わってしまいます。

この変化は、最初は徐々にしか起きませんが、あるときから雪崩のように急激に変化します。

小さな微震という兆候を出しながら、長年にわたってエネルギーを蓄積して、あるとき突然大地震が起きるようなものです。

経営環境の変化、時代の変化は突然に起きるように見えますが、実は長い年月をかけて変化しているものなのです。

社長は変化の兆候をつかむように努めてください。

そして、その変化を先取りして対応策を立てておくべきです。