社長の「好きなことをやれ」と言うとき

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ある経営コンサルタントによると、部下が選択しようとしている対応が適切でないと思われる場合は、「なぜその方法がいいと思うのか」と質問しながら、部下が自分の考えを修正できるように導いてあげることが重要だといいます。

このようにして、部下が自分で行動を選択すれば、「それに対して責任を負う」という意識や、「自分を信じてくれた社長をがっかりさせないためにがんばる」という意識が出てきます。

社長の命令に従う場合は、「失敗しても責任は社長にあるのだから」と考えてしまいがちです。

その意識の差が業務の遂行に大きな差となって現われるのはまちがいありません。

解決方法を部下に自分で選ばせるというのは、部下を信用し、味方になってやるということでもあります。

もし、信用できない部下に「自分で勝手に決めろ」と言う社長がいたら、それはすでに見放しているということですから、大違いです。

以前、会社勤めをしていたころ、社長に「お前が好きなことをしてみろ」と言われたことがあります。

そのとき、業の責任者でしたが、会社の人材育成に関して考えていたことがあり、これを改善することが業績をアップさせることにつながると信じていました。