社長と忍耐力

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耐力のない部下に対して、どうすれば忍耐力をつけさせることができるか。

ここで勘違いしてしまうのは、忍耐力をつければ人間は成長すると思ってしまうことです。

「うちの部下は忍耐力がない、こらえ性がなくて困る、すぐケツをまくる」と嘆いて、グチをこぼしている社長がたくさんいます。

「何のために部下に忍耐力をつけさせたいのか」と聞くと、「成長させるため」
と答えます。

人間が成長するためには、忍耐力が必要だと思い込んでいますが、これは勘違いです。


人間は、忍耐力では成長しません。

成長するためには、忍耐力ではなく達成感が必要なのです。

忍耐力は、結果として生まれてくるものです。

忍耐力があるから成長するのではなく、成長したから忍耐力がついてくるのです。

「できないことができるようになった」という達成感こそが、人間の成長を促します。

できないことができるようになって成長し、成長した人間は、ますます成長します。

社長は、できなかったことをできるようにするためにどうしたらいいかを考えなくてはいけません。

まずーつ目の目標を達成させるにはどうすればいいか。

部下が今抱えている課題を小さくしてやることです。

あなたが部下に指示したいことがある時、「これとこれとあれをやれ」と一気に言っても、できません。