社長は「時間」が命

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経営の三大資源は「ヒト・モノ・カネ」といわれるようになってかなり時間が経ちました。

「ヒト・モノ・カネ」は確かに重要な経営資源には違いないのですが、もうそろそろ「ヒト・モノ・カネ」の経営資源は修正のときを迎えているのではないでしょうか。
果たして経営資源はこの三つだけなのか、もう一度考えてみましょう。

もちろん、経営資源のうちで一番大切なのはヒトであることは自明のことですが、それにモノとカネを加えただけで会社を経営していたら、自社よりも規模が大きい会社と勝負しても必ず負けるでしょう。

相手のもっている資源などと比べれば、自社はすべての面で見劣りするのですから、勝負に負けるのは当然のことです。

そこで、中小企業の社長はそのほかの面で勝つ手を考えなければなりません。

「ヒト・モノ・カネ」だけで勝負にならないわけですから、ほかの手を考えなければ、よくいわれるように「だから小さな会社は儲からない」ということになってしまいます。

中小企業であるからといって赤字を出していいわけではありません。

競争に負けて消えていっていいわけでもありませんし、儲けなくてもいい、利益を出さなくてもいいなど、とんでもないことです。

何か大手企業と平等に戦える資源はないものでしょうか。

ここで社長は発想を変えなければならないのです。

資源というとどうしても目に見えるものを考えてしまいます。

ヒト・モノ・カネは目に見える資源だというように思っていますから、それ以外に目がいきにくいものです。

しかし、ここでまったく違った角度から使える資源を考えてみてください。

目に見えないものとしては、時間、情報、ノウハウ、ブランドなどが考えられます。

このなかで「時間」に注目してみましょう。

時間は、誰にでも平等に同じだけあります。

一日24時間は、中小企業であろうと大企業であろうと変わりません。