フランスの社長にとっての経営計画

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フランスでは、社長やマネージャーたちは、経営計画を自分たちのものとは思わず、その実施において何のコミットメントももたないのが通例です。

その場に新しくやってきた人は、そのような計画がどのようなものかを知るべきではありますが、同僚たちがそれとはおかまいなしに仕事をしているからといって、驚くには値しません。

PDGは、実務にたいへん有能で、非常に権威のある存在であることが、フランスでは期待されています。

ヨーロッパの管理職に対する最近の調査では、その質問の一つが、「部下からの仕事に関する質問のほとんどについて、正確な回答をつねに用意していることは、管理職にとって重要か?」でした。

フランス人の60%が重要であると答え、これはイタリア人とならんで最も高いパーセンテージでした。

フランスのPDGは、他の国の社長とくらべ、こまかい部分にたいへんな注意を払います。

したがってフランスのボスは、よその国だったら独裁者とみられるようなふるまいをします。

何か自分が知らないことがあるのを認めるのは、ボスにとっては非常に難しいことです。

二人だけで会っている時でさえ、ボスの意志を変えさせるのは、外交手腕を必要とします。