大人は情報の伝達には何でもかんでも手軽な携帯電話かメール通信になってしまいました。
最近は、文書にする必要があっても、ワープロとパソコンが頼りになってしまいました。
手間、暇のかかる書くという手段はほとんど消えつつあります。
子供たちの学校でも国語教育は著しく軽視されるようになりました。
公立小学校の5・6年生の教科のうち、国語の時間が週に3~4時間しかないと聞いています。
国を挙げて読み書きの能力が衰える方向に向かっています。
日本人は大人も子供も、どんどん思考力が衰えてきています。
経営者能力養成コースの他に管理者、一般社員、女子社員などを対象に5つの研修コースというのがありますが、どのコースでも読み書きの能力向上を重要視しています。
課題を通じて、研修生にたくさん読み、たくさん書くを3ヵ月間、6ヵ月間という長い期間行ってもらいます。
目的は「考える力を伸ばす」ためです。
読み書き計算が、思考力向上のただ一つの方法です。
特に書く習慣が身につくと、ものを考えるようになります。
感性が磨かれて、思考に幅と深みが出ます。
会議で発言できなかった人が、自分の意見を持つようになり、人前で発表できるようになります。