恋愛婚・婚約中の手紙

  • 投稿日:
  • by
◆求愛、婚約、結婚といかぬ恋愛婚
下交渉から見合い、合意、そして婚約、やがて結婚へとゴール・インしていくであろうのに対して、恋愛結婚では、求愛、承諾、結婚と、スピーディーに事がはこびそうに思われるかも知れませんが、必ずしもそうとは限らないようです。

当事者の合意に比べ、その親などの意向は重視されないとしましても、親も家族も共に喜び合えるのが最高です。

親たちにしてみれば、本人たちの合意だけが主体となって、自分たちが疎外されたような不安と不満を感じたとしたら、さびしいかぎりではないでしょうか。

求愛から合意までは、本人たちの意思が中心となって、いきおい近代化されるとしても、それから先となると、たんなる合意だけの婚約ではすまず、昔ながらの仲人とか、形式的な結納などというものが顔をだしたりして、一定の慣行的な順序をふむことが、要求されたとしてもやむをえないことです。


◆恋愛ならびに交際、婚約中の手紙
『さっき手紙を書いたばかりだのに、ポストに 入れた瞬間、なんだか書き残したことがあるよ うで、とても落ちつかない。

それでまたレターペーパーをひろげたんだけど、さてこうしてペンをとると、何が言いたりなかったのか思い出せないし、またさっきと同じようなわけのわからぬ文しか書けそうもない。

だけどぼくは、君に手紙を書くというだけで楽しい・・・。』

かつての愛の手紙は、若い日の何物にもかえがたい思い出だったものです。

昨今では電話の普及などによって、こうした手紙を一通も取りかわしたことがなかった、という若夫婦も多いようですが、さびしいことではないでしょうか。

『あなたのお人柄どおりのおやさしく、詩情あふれるお手紙ありがとうございました。

あの日 以来、わたくしの人生は明るく生きがいあるものに変わりました・・・。』

熟年結婚