仲人は、それまでに得た知識から、見合いの当時に双方が気持ちよく話せる共通の話題を考えておきます。
書類に書いてあったことをおさらいするのでは話がすすみません。
本人たちの口が重いときはさりげなく誘導し、個性や魅力を引き出してあげましょう。
なお、話が一方的になったり、付添人ばかり話しているときは、早めに話題を転じましょう。
「ボーナスは?お酒の量は?」など、尋問調の質問や立ち入りすぎる話もできるだけさけます。
むろん仲人がしゃべりすぎてはいけません。
話がはずんできたら口数を減らすこと、双方のバランスをとることを心がけ、引き立て役に徹しましょう。
見合い後の返事は、早ければ一両日中、遅くとも一週間後に両家から連絡があります。
返事が遅れているときはたいがい迷っているわけですから、あまり催足がましいことはせずに待ってみます。
一週間して返事がこなければ、こちちから、まず男性側に電話を入れますが、「洋二さんは何とおっしゃっていますか」などと、直接切り出してかまいません。
もし先に来た返事が色よくなければ、それは伝えずに返事を聞きます。
両家とも縁談にのり気なら、双方にそれを知らせます。