最初のデートは仲人が仲介しますが、二回め以降は二人に任せます。
場合によっては最初から「お二人でどうぞ連絡をとり合ってかまいませんから」
と本人たちに任せてもいいでしょう。
問題は破談です。
両家とも断ってきた場合は双方に出向き、「私どもが至らなかったため、ご縁がなかったようです。
申しわけありません」
と挨拶し、新しい相手を探すことを約束します。
書類と写真はその場で返してもらいます。
むずかしいのは片方だけのり気のときです。
もう一方が決心できずに迷っているようなら、「せっかくの出会いですかち、もう一、二度会ってみたらどうかしら」と、とりあえず交際を促します。
断る意向のときは家を訪れ、理由を聞いてみます。
誤解があればそれを解くようにしますが、無理じいはいけません。
仲人は二人を引き合わせ、レールをひきますが、相手を選ぶかどうかの判断はかならず本人に任せるべきです。
いくら残念であっても、引きぎわはきれいにしましょう。
また一方の返事が一カ月以上はっきりしないようなら、断りとして先方に伝えます。
一方がのり気の場合、十日も連絡しないのでは仲人としての誠意がうたがわれることになります。