媒酌人が二人と面識もないのに挨拶をするのでは、無責任といわれてもしかたがありません。
本人たちと知り合うためにも、一度ゆっくり食事などをともにする機会をつくりましょう。
二人から自筆の略歴をもらうことも大切です。
本人の名前や勤務先、出生地な
どをまちがえたり、正確に読めない仲人はけっこう多いもの。
一つひとつ確認しておきましょう。
なお、スピーチの準備で忘れてはならないのが、司会者との打ち合わせです。
開式の辞をどうするか聞いておきます。
とくに媒酌人を指名するとき、媒酌人の肩書きや本人たちとの関係を紹介するかどうか、事前に打ち合わせましょう。
これを怠ると、準備していった原稿の、自己紹介の部分を司会者に全部言われて立ち往生、といったことにもなりかねません。
媒酌人挨拶のポイントは、(1)簡単な自己紹介、(2)結婚式を完了したことの報告、(3)新郎新婦の紹介、(4)参列者へのお礼と二人の将来への援助のお願いの四点です。
これらの内容を要領よくまとめ、五分前後におさまるように話します。
四百字詰原稿用紙で二、三枚くらいが適当でしょう。