媒酌人の挨拶の準備段階では、テープをとってみるとか、家族に聞いてもらうのも役立ちます。
別に丸暗記をしろというわけではありませんが、充分に練習を積んで自信をつければ、当日、マイクの前であがらなくてすむものです。
とくにはじめて媒酌人をする場合は、かなり時間をかけて準備してください。
原稿はかならず用意します。
書かずにスピーチすると五分の予定が十分、二十分になることが多いものです。
当日は原稿を手にスピーチしてもかまいませんが、どうしても棒読みになりますから、別に要点を箇条書きにしたメモをつくり、できればメモだけを見て話しましょう。
暗記してしまった場合でも、かならずメモは持って出かけます。
メモの最初には新郎新婦の名前、大学や職場、挙式の場所などの名称を書き入れておくと、いざというとき安心です。
スピーチはゆっくり、落ちついて話したいものです。
心もち口は大きくあけ、語尾まではっきり発音しましょう。
充分に間をおくことも大切です。
自分で間のびしているのではないかと思う読み方でちょうどいいのです。
文例は四、五分用の原稿です。
りながら読むと、およその感覚がつかめるでしょう。