知ったかぶりはやめる

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日ごろから博識を自認しているからといって、知らない話題については、はっきり知らないというべきです。

知らないというのが口惜しいからと、知ったかぶりで、かえってマイナスになることもあります。

横道にそれますが"白川夜船"は、現代ではぐっすり眠り込んで前後がわからないことというように解釈されていますが、本来は、知ったかぶりをそしる言葉なのです。

京都に白川(河)というところがあって、今でも北白川として残っていますが、法勝寺などがあって有名なところでした。

ある人が京都へ旅をしたというので「白川はどうだった」と聞いたところ、川の名と勘違いしたその男が「ああ、あそこは夜船の中で眠り込んでいたので」と答えたことから、知ったかぶりがばれて、もの笑いとなった話です。

それが現代まで伝わっているのですが、わからなかったら、はっきり分からないといった方がよいのです。

お見合いの席で出た話題を知らないというのは格好が悪いからと、適当にその場をつくろうと"白川夜船"の二の舞にもなりかねません。

知ったかぶりで答えて、後でもの笑いのたねにならぬようにしましょう。

ただもの笑いですめばよいのですが、そのために人格を疑われ、見合いはとにかく、後々の人生にひびくようなことがあったとしたら、取りかえしがつきません。

言葉というものは、ているものなのです。


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