最近の傾向として、見合いの席から場所を変えて、二人だけで話し合いを続ける時間を持つことが増えています。
二人の会話がはずんでいるようでしたら、ふつう仲人が頃合いを見はからって二人だけになる機会を作ります。
「散歩でも行って来たら」などとすすめられたら、素直に従うといいでしょう。
そうはすすめられても、どうも相手が気に入らない、二人だけになりたくないと思うこともあるはずです。
相手に失礼にならないように、適当な口実を考えて断ることもできますが、多少がまんをしてお付き合いするほうが、エチケットにかなうといえます。
しかし、無理をして付き合って、素振りで相手に嫌な思いをさせるのは、かえって失礼です。
そんなことなら、初めから適当に辞退したほうが相手も納得するでしょう。
もし、付き合うなら、最後まで相手に対して礼を尽くすことです。
二人きりになったからといって、あまり打ち解けてくだけすぎるのも考えものです。
若い人同士の気さくな会話は大いに結構ですが、腕を組んだり、肩を寄せ合ったりというのは、行き過ぎです。
二人の会話がはずみ、意気投合したとしても、見合いの日の付き合いはほどほどにしたいものです。
一、二時間といったところが妥当でしょう。
また、もしそのままデートを続けるような時は、一応、仲人に電話で連絡しておくことも忘れずに。