縁談の返事の聞き方、伝え方

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返事を聞くタイミングは難しいものです。

覚え書や写真を預けて帰ったあと、相手から早い時期に返事がくれば問題はありません。

もし、なかなか返事がない場合、一応こちらから意向を尋ねてみます。

このタイミングはあまり急ぎ過ぎてもせかせているようになるし、あまり遅過ぎても熱心さが足りないように思われることもありますので、慎重に頃合いを見はかることが大事です。

なかなか返事がないというのは、相手が迷っているということが多いので、「先方の方もよく存じあげていますが、いいお人柄ですから、一度お会いになって考えてみられたらいかがですか」などというように、誘ってみるのも効果的です。

それでもなお迷っているようであれば、決して無理強いはせず、「では、もう一度よくお考えになって」と相手に判断をまかせます。

無理にすすめたために、見合いの席上で、先方に不愉快な思いをさせてしまうこともないとはいえません。

相手方から承諾の返事がきたら、仲人はすぐ依頼者と相談をし、依頼者のほうでも見合いに応じるようであれば、見合いの準備をします。

人と人との問題ですから、いくら仲人が好ましい組み合わせと思っても、断りの返事を受ける結果となることも多いはずです。