暦による結納の吉日えらび・エンゲージリングについて

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◆暦による結納の吉日えらび
結納の日取りについては、いろいろな決め方があるでしょうが、いわゆる吉日に行ないたいならば、高島易断所編纂などの暦の中の中段に、たつ、のぞく、みつ、たいら、などと書いてあるなかから、なる、みつ、おさんの日を選びます。

なる 物事成就の意を含む日です。

みつ 万物満溢の日です。

おさん 収入によき日、商品買入れには不可。

この暦注は十二直といい、日々の吉凶、生活の指針を示したもので、飛鳥時代から重んじられており、建(たつ)、やぶる(破)、たいら(平)、おさん(収)、満(みつ)、閉(とづ)の六直を一応凶とし、除(のぞく)、危(あやぶ)、定(さだん)、執(とる)、成(なる)、ひらく(開)の六直を一応吉とし、あれこれ照らし合わせて判断するところから、それが専門の人を建除家と呼んでいたものです。

◆エンゲージ・リング(婚約指輪)
結納の内容の比重が、婚約のしるしに飲み食いする酒肴の意味から、嫁の持参品への対価性が強くなってきたことは、すでにのべたとおりですが、近年ではそれに、エンゲージ・リングというようなものも、加わってきたりしています。

もともと指輪は装身具であるとともに、権威、愛、そして何よりも結婚の表象であり、妻のシンボルとされているものです。

エンゲージ・リングを、はじめて使用したのは古代ローマ人とされており、それはシグニット・リング(認印指輪)で、家政、家財いっさいを、取りしきる権利が生ずることを確認したものだといわれています。

結納だけでもけっこうでしょうが、とくべつに婚約指輪を贈る場合は宝石入りならば清浄無垢を意味するとして、ダイヤ、サファイヤのような無色のものが用いられることが多いが、好みや趣味に合ったもの、あるいは誕生石なども使われています。

社長 結婚