司会者が開宴のあいさつをしたあと、媒酌人があいさつをし、披露宴が始まります。
この媒酌人のあいさつは、他の祝辞などとは趣を異にし、儀式的な色あいが濃く、もっとも形式を重んじるものです。
したがって、どうしても盛り込まなければならない事柄があります。
例をあげますと、
(1)披露宴の主催者側としての、参列者への感謝の意
この感謝の意を表わすことばがなければ、媒酌人のあいさつとなりえなくなってしまいます。
(2)結婚がとどこおりなく終了したという報告
これが、媒酌人のあいさつの主目的であり、披露の目的なのです。
また、結婚式は、一般的に親族だけが参列するので、お祝いにかけつけてくれた人々に、新しい夫婦が無事誕生したことを報告する義務が媒酌人にあります。
(3)媒酌人と新郎・新婦、両家との関係の説明
どうして媒酌をするに至ったかを説明します。
(4)新郎・新婦の紹介
新郎・新婦の出身地、年齢、略歴、職業、性格、趣味などを、それぞれ公平に紹介します。
また、きまりきったほめことばというのは聞きづらいものです。
二人の個性がよく現われるような紹介にするのがよいでしょう。
社長 結婚