結婚祝賀会の案内状・招待客の扱い方

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■結婚祝賀会の案内状
発起人は、十人でも、十五人でも、連名で出すのが普通ですが、そのうちのひとりが代表者となり、封筒の差出人の住所も、その人の自宅とし、出欠の返信用のはがきにもその代表者の住所氏名を書くようにします。


■招待客の扱い方
この祝賀会には、新郎新婦やその両親などの希望によって、新郎新婦の上司や恩師、親戚などを招待する場合もあります。

これらの招待客は、本来ならば、新郎新婦またはその両親が披露宴をひらいて招待すべきところを祝賀会に便乗して、これに招待するわけです。

したがって、これらの招待客からは会費をとらず、その分だけ、新郎新婦または両親が負担することになります。

なお、この招待客へも、案内状を出しますが、その場合は、会費の金額を抹消し、<御招待>の朱印を見やすいところにおすのが礼儀です。

また、この招待状を受取って、〈出席〉の返事を出した人は、披露宴に招かれた場合と同様、新郎または新婦宅へ、相当額のお祝いを届けるのが普通です。

新郎新婦と双方の両親は招待される形になりますが、招待されっ放しにせず、飲み物を寄付したり、引き出物代わりのおみやげを用意するなどして、好意にむくいるようにしたいものです。

なお、家族などが出席する場合は、その費用は、当然、新郎新婦側が負担します。

結婚相談所

結婚祝賀会の開き方・趣旨・形式

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■結婚祝賀会の開き方
結婚披露宴というのは、新郎新婦、または双方の両親が費用を出しあい、日ごろ世話になっている知人や恩人、先輩、友人、親戚などを招待して行なうものですが、最近は、新郎新婦の親しい友人や知人などが発起人となり、広く知友に呼びかけて、会費持ちよりでひらく〈結婚祝賀会〉というのが、さかんになってきました。


■結婚祝賀会の趣旨
この会費制の結婚祝賀会は、結婚というものは、たださえ、金がかかるものなのに、多額の費用をかけて、披露宴をひらき、招かれた者は、これに対して相当額のお祝いを贈るという習わしは、むだが多すぎるという考え方から生まれたもので、きわめて合理的な祝い方だといえます。

なかには、地方出身者が郷里で式と親類や地元関係者への披露宴を行ない、勤務地で、職場の仲間などに会費制の祝賀会をひらいてもらったり、地方出身者でなくても、親類だけを集めて披露宴を行ない、別に友人たちに会費制の祝宴をひらいてもらう人もあります。
また、会費制の祝賀会では、祝宴は会費の七~八割で済ませ、残額で新夫婦に記念品を贈る例も多いようです。


■結婚祝賀会の形式
したがって、祝賀会そのものは、ティー・パーティーか、カクテル・パーティー形式の簡素なものが多く、とても一流のレストランなどで、豪華な料理を楽しむというわけにはいきませんが、お互いに四角ばる必要もなく、気分的には豪華な披露宴よりも、かえって楽しいくらいです。

結婚祝賀会をひらくには、まず発起人となる友人たちが相談して、だいたいのプランをたて、新郎新婦の意向をたずねます。

そして、新郎新婦の同意を得られたら、会場をきめ、20日から1ヶ月の余裕を見て、案内状を印刷し、発送します。

その発送する先は、新郎新婦の意向をきいて、きめるわけです。

社長 結婚

■新郎の父の謝辞(一例)を紹介します
みなさま、本日は、なにかとお忙しいなかをお繰りあわせ、お集まりくださいまして、まことにありがとうございました。

このたびの○○と△△の婚儀にあたりましては、みなさまに、ひとかたならぬお心づかいをいただきあつくお礼を申しあげます。

ご媒約の労をお取りくださいました○○先生ご夫妻には、親身もおよぼぬご高配をいただきまして、なんともお礼の言葉もないほどでございます。

また、さきほどから、ご来賓のみなみなさまからあたたかいお心のこもったお祝辞と、有益なご教訓をお聞かせいただきまして、新郎新婦はもとより、わたくしども家族のものも、ふかく感銘いたしております。

ここに、両家を代表いたしまして、心から感謝申し上げます。

■お開き(閉宴)のあとはどうするか
〈新郎・新婦の謝辞〉がすむと、司会者が立って〈お開き(閉宴)の挨拶〉を述べます。

結婚披露宴などのめでたい会合では、<閉宴>あるいは<閉会>などという言葉を避け、<お開き>というのが普通です。

・司会者のお開きの挨拶
司会者の<お開きの挨拶>は、一例をあげると次のようなものです。

「みなさま。おかげで、本日はたいへん楽しい披露宴になりまして、ありがとうございました。これをもちまして、お開きとさせていただきます」

その挨拶が終ると同時に、新郎・新婦、仲人夫妻、両家の両親などは、起立して「ありがとうございました」と頭を下げます。

・来賓の見送り
そのあと、新郎新婦、両家の両親それに、仲人夫妻などは、出口へ急ぎ、出口の外の廊下に整列して、出口を出てくる来賓を見送ります。

シニア結婚

■新郎・新婦の謝辞(一例)を紹介します
みなさま、本日はお忙しいなかを、わたくしたち二人のために、わざわざお集まりくださいましてまことにありがとうございました。
また、さきほどから、わたくしどもの日ごろから敬愛申しあげているみなさまがたから、いろいろとあたたかいお心のこもったお祝辞をいただきまして、身にあまる光栄と存じます。

わたくしたち二人は、この感激を終生忘れることなくみなさまがたからお聞かせいただいたご教訓やご忠告を胆に銘じまして、おたがいに足らないところをおぎないあい、助けあって、家庭人としても、社会人としても、みなさまのご期待に添いうるように努めてまいりたいと存じております。

みなさまにおかれましても、どうか、こののちともにあたたかいご指導とこ鞭撻を賜わりますよう、お願い申しあげます。

なお、この機会に、みなさまのご健康とご繁栄を心からお祈りいたします。

本日は、まことにありがとうございました。

以上は、新郎・新婦の謝辞の基本型ともいうべきものです。


■式後に新婚旅行に行く場合
披露宴会場から直接、新婚旅行に出かけるというので、新郎新婦は、客の見送りをせずに、別室にはいって、旅行着に着がえたりする人がありますが、これは正しいエチケットではありません。

いちおう、客の見送りをしてから、別室にはいるようにします。

社長 結婚

親族代表の挨拶の例 その2

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親族代表の挨拶の例 その1の続きです。

世阿弥といえば、改めて申すまでもなく、能楽の完成者として知られた人で、この言葉は、「芸道に志す者は、つねに当初の謙虚な気持を失ってはならない。押れて、横着になってはいけない」という意味だと聞いておりますが、このことは、そのまま、夫婦の間についてもいえようかと思います。

夫婦のあいだでは、おたがいに親しみ、睦みあうことがたいせつですが、おたがいに押れすぎて、横着になることはもっともよくないことです。

どうか、二人は、今日、神前で、〈終生変わることなし〉と誓った契りを忘れず、いま、この席で、こんなにも多くの方々から祝福を受けた感激を胸にきざんで、いつまでも、なかよく、信じあい、助けあって、りっぱな家庭を築きあげるようにしてください。

それが、皆さまのご好意におこたえするただひとつの道であり、きょうまで二人をはぐくんでくださった両家の両親にむくいる道でもあるのです。

はなはだ愚弁を弄しまして、ご来賓の皆さまには、たいへん失礼いたしました。

どうか皆さまにおかれましても、このうえとも両人をあたたかくお見守りくださいまして、よろしくご指導、ご鞭撻を賜わりますよう、お願いいたします。

・・・以上が親戚代表の挨拶の基本的な型です。

熟年結婚

親族代表の挨拶の例 その1

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親族代表の挨拶の例 その1を紹介します。

皆さま、本日は、なにかとお忙しいなかをお運びくださいまして、まことにありがとうございました。

わたくしは、ただいま、ご紹介いただきましたように新郎○○の叔父でございます。

さきほどから、来賓のみなさまのお心のこもったお祝辞を拝聴いたしておりまして、わたしどもも、「○○たちは、こんなにもおおぜいの方々から、祝っていただいて、なんというしあわせものだろう」と胸があつくなる思いでございます。

ほんとうにありがたく、心からお礼を申しあげます。

この新夫婦に、わたくしからも親族代表として、なにか話をするようにということでございますが、すでに皆さまから、夫婦として円満な家庭を築いてゆくうえの心構えなどについても、いろいろと有益なお話をいただいたことでございますから、このうえ、わたくしからつけ加えて申すことは、なにもございません。

それでも、しいて、なにか、二人にはなむけの言葉を贈るとしますれぱ、『初心忘るぺからず』という、世阿弥元清の言葉でございます。

社長 結婚

■来賓からの謡由や詩吟
来賓のなかから、<高砂>などのめでたい謡曲や、詩吟、あるいは、新婚を祝う詩の朗読などをしたいという申し出があった場合は、ひととおり、来賓の祝辞が終わったところで、それを演じてもらうようにします。

また、来賓のなかに歌手などの音楽家がいる場合は、幹事役、または司会役などが、頼んでめでたい歌曲をうたってもらうのもよく、新郎または新婦の職場などにコーラスグループなどがある場合は、新郎・新婦からあらかじめ頼んでおいて、当日、来賓の祝辞の前後に、やはり、めでたい歌曲などをうたってもらうのもよいものです。


■親族代表の挨拶はどう述べるか
来賓の祝辞がひととおり終わり、祝電の披露もすむと新郎新婦が謝辞を述べるわけですが、その前に、親族代表が挨拶を述べることがあります。

親族代表の挨拶は、内輪で小規模の披露宴で小規模の披露宴で来賓の数が少なく、したがって、来賓の祝辞も少ない場合に行なわれることが多く、来賓の多いときには、省略されるのが普通です。

これは、限られた時間内で、親戚代表が挨拶するくらいなら、それだけ来賓に挨拶してもらったほうがよいという考えから来るものでありましょう。

この親族代表の挨拶は、両家の親戚代表がひとりずつ立って述べる場合と、新郎または新婦側の親戚代表が両家の親族を代表して行なう場合とがあります。

親族代表が挨拶を行なう場合、司会者は、「次に、両家の親族を代表して、(あるいは、新郎の親戚を代表して)、新郎の叔父さんであります、○○さんから、ご挨拶がございます」というように紹介し、それに応じて、指名された親族代表が立って、挨拶をはじめます。

結婚相談所 20代

新婦側主賓の祝辞の例文 その3

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新婦側主賓の祝辞の例文 その1・2の続きです。

(両親への讃辞)
このように、明るく、近代的なご性格と、優雅な日本的なこころを持たれ、深い教養に裏づけられた英知と、スポーツによってきたえられた健康とを備えられた○○さんは、いま、ここにご立派な旦那さまと契りを交わされて、新しい生活におはいりになることになったわけでございますが、主婦としても、そのよさを存分に発揮されて、かならずや、幸福なご家庭を築いていかれるであろうことを信じて疑いません。

なお、この席をお借りして、ひとこと、新郎さまにお願いしたいことがございます。

それは、この美しく。

やさしい花嫁さまを、どうか、いついつまでも大切にしていただきたいということでございます。

ある文学者は、「夫に愛されている妻は、いつまでも若く、美しい」と申されましたが、たしかに、そのとおりで、旦那さまがたいせつになさればなさるほど、奥さまのよさは、ますますその輝きを増し、ご家庭はいやましに栄えますことと存じます。

では、お二人が末永くおしあわせにおすごし遊ばしますよう、心からお祈り申しあげて、お祝いの言葉とさせていただきます。

社長 結婚

新婦側主賓の祝辞の例文 その2

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新婦側主賓の祝辞の例文 その1の続きです。

(両親への祝辞)
○○さんは、さきほども申しあげましたように、高校時代テニスの選手として活躍され、クロちゃんのニックネームで級友たちから愛され、親しまれていた明朗快活なお嬢さんでしたが、いま思いだしてみますと、けっして快活一方のお嬢さんではありませんでした。

○○さんは、高校在学中、芸術科目は音楽を選択しておられましたが、ピアノは小学生のころから習っておられたそうで、毎年、秋の文化祭には、ショパンの"ピアノ協奏曲"や"ソナタ"などを演奏して、満場の喝采を浴びられたものでございます。

生け花は、ご家庭で池ノ坊の古流を修めておられたとかで、これも、毎年の文化祭には、みごとな作品を出品されて、つねに、賞を獲得されたものでございました。

さきほど、わたしは、「あのクロちゃんがいつのまにこんなに美しくしとやかなお嬢さんになられたのかと驚く思い・・・」と申しましたが、いまのおしとやかな花嫁姿から連想される優にやさしい一面は、そのころから、お持ちになっていたわけでございます。

これらは、もとより、○○さんご自身のこ天性でもございましょうが、それといっしょに、ご両親のご家庭でのしっかりとしたご教育が深く身についているためであると申してよろしいでありましょう。

新婦側主賓の祝辞の例文 その1

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新婦側主賓の祝辞の例文をその1~その3で紹介します。

ご指名によりまして一言、お祝辞を述べさせていただきます。

(はじめの言葉)
本日の花嫁さまでいらっしゃいます○○さんが、私どもの高校をご卒業になりましたのは、いまから四年あまり前でございますが、そのころの○○さんはテニスの選手だったせいもありまして、お友だちから「クロちゃん」とあだ名されていたほど、色が黒く、活発で、元気そのもののお嬢さんでございました。

その○○さんが、いまここにまばゆいばかりの花嫁姿で、新郎のおそばにしとやかにすわっておられるご様子を拝見して私は名状しがたい感慨のわき起こるのを押さえることができません。

その感慨をしいて言葉に現わせば、「あのクロちゃんが、いつのまに、こんなに色白で美しく、しとやかなお嬢さんになられたのだろう」という驚き。

そして、だれかれ構わずにつかまえて、「ほら、見てください。あの美しい花嫁さんを・・・あれは、わたしの昔の教え子なのですよ」と誇りたいような気持と申してよろしいでしょう。

○○さんの高校時代の三年間、お勉強のお相手をしただけのわたくしでさえ、こういう気持ちなのですから、○○さんがお生れになってからきょうの日まで、手塩にかけてお育てになったご両親のお喜びは、いかばかりでしょうかとお察し申しあげます。

お父さま。

お母さま。

ほんとうにおめでとうございます。(頭を下げる。)